Re: 医療用接地端子 ( No.1 ) |
- 日時: 2012/12/14 15:00:44
- 名前: 姫路 三井
- 建築調整ご苦労様です。
当院では11年前の建て替えの時、ほとんどの部署で「医療用接地端子」(※接地端子単独の出べその端子)を外しましたが、これまでの所問題ありませんでした。
必要なのは脳死判定する場合くらいのような気がします??
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Re: 医療用接地端子 ( No.2 ) |
- 日時: 2012/12/14 17:08:01
- 名前: 北見@好井
- 三井様
コメントありがとうございます。
自分でまだ詳しく調べてもいませんが
カテ室等も無くてもよいものでしょうか?
やはり、(使わないけど・・・)体面的につけとくべき?・・・
法律上のしばりがあるのでしょうか?
自分でも頑張って調べます。
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Re: 医療用接地端子 ( No.3 ) |
- 日時: 2012/12/15 10:00:03
- 名前: 静岡の田形
- 好井様、お疲れ様です。
当院は現在4期工事にわたる建築の真最中で、先月一期工事が終了し一般病棟が引っ越しを完了しました。接地端子単独の出べそ端子ついては自分も建築計画が始まった当初に検討しましたが、結論からすると、医療機器の場合はJISをクリアしていないと薬事の認可が降りませんが(JIS が実質的に強制規格になっている)病院電気設備の場合はJISの病院電気設備の安全基準をクリアしていなくても新設できるのが現状のようで、出べそ端子設置否かについては特に法的にも問題はないようです。しかし電気的な安全を考慮すると医療機器が複合する治療現場、カテゴリー分類A(手術室、ICU、カテ室、未熟児室)およびB・Cには必要かと思われ設置をお願いしました。一般病棟の病室においては、実際のところ自分が知る限りでは過去25年間一度も使用したことがなく、3Pコンセントで十分と判断し、出べそ端子は設置不要と建築計画会議で発言しましたが、病院建築大手ゼネコンいわく「法的な縛りは無いけど、なにかあったら困る。」という一点張りで医療機器安全管理責任者の自分が責任を取るから無駄は省きましょうと言っても聞き入れてもらえず、一般病室でも設置することになりました。・・・・・権力に勝てません!後から聞いたはなしですが、どうも大手病院建築ゼネコンにおいて、出べそ端子の設置については昔ながらの慣例になっているようです。ただ、一般病室においての出べそ端子、違う使いみちを発見しました。患者さんの寝巻等の衣文かけのフックの代りになる様です。先週の病棟ラウンドで見かけました。 たしかに医用接地端子設置場所には服などは掛けないでくださいとうい注意喚起はしてありませんから 少しでも参考になればと思い書き込みました。
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Re: 医療用接地端子 ( No.4 ) |
- 日時: 2012/12/16 12:16:14
- 名前: 名一の開
- 名一の開です。
当院も新棟移転してから、早くもまる四年が経過しました。 低圧屋内配線系は私が担当しましたので、記憶をたどります。
接地ターミナルに関しましては、まったく設計時に考えてもいなかったのが本音です。しかし、最低限で等電位エリア内では存在していても良いと思いますし、結構使ってます。手術室では誘発電位などには絶対使いますし、ICUやNICUでも誘発電位をはじめとする脳波などで使ってます。 スペースにしても、たかだか1dinを潰すのみで、むだにコンセントを増やすより安全であると思います。金額も1000円以下でしょうし。(コンセントと等価?)
当院で苦労したのは、手術室などはすべてにUPSの非接地を初期設計でいれられてましたが、完全に突っぱねました。よってGACのD種接地系とUPS非接地系の2系統を手術、ICUの個々にわけました(電源系統の分散)。カテ室は基本後者ですが、ひとつだけ前者を透析などのために作りました。よく手術室でアイソレーションを何基もいれる施設がありますが、まったくナンセンスだと考えます。1基あたりの漏れ電流許容量が2mAなのに4基あれば8mAまで患者に対する電流を許容したことになりますので。非接地配線は2mAのアラームの次は20Aの過電流遮断であると認知をする必要があります。漏れなら良いですが、地絡であれば危険極まりないです。(閉じてるので流れないとも言えますが)
また、古い施設では病院と言えども接地配線が(もちろんGACや一般電源を非接地の場合の一次側も同様)単相3線式のB種接地型をELBになってない可能性もありますので、主幹の漏電遮断器付き過電流遮断器が中性線欠相保護付きであるかの確認はすべきだと思います。もしも単相100Vの2線式配線であればどうでも良い話しです。 脱線しましたが、接地配線系では患者にむかう回路はすべて(枝の20A)漏電遮断器付き過電流遮断器にしましたので、D種接地は安全に関して肝で、バックアップのターミナルは必要であるが私の見解です。
接地vs非接地のコストは、初期のアイソレーショントランスの数と常時の励磁と損失vs枝の漏電遮断器付き過電流遮断器へのグレードアップ分。であると思います。
ちなみに病棟はすべて接地で、UPS、GAC、一般です。よって4種類のコンセント色分けでターミナルもございます。
長乱文とオタクなはなしですみません。
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Re: 医療用接地端子 ( No.5 ) |
- 日時: 2012/12/17 08:23:46
- 名前: 姫路 三井
- 建築に際して、すればよいかと思う所を・・・
・すべて3Pコンセントにする(病棟の廊下等で2Pのところがあり非常に不便)
・ICUのベッドサイドは、すべてUPSにしておく
・手術室は、UPSは必要ない(費用対効果が悪し、お金に余裕がなければ)
・自家発電回路に商用電源切替器を入れておく(停電検査時に活躍します)
・医療ガスは、呼吸器を使う病棟は、酸素・酸素・吸引にしておくと便利、空気はいらないかも(呼吸器によりますが)、建築提案では過剰についている場合も多く要チェックです。
以上、乱雑ですいません
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Re: 医療用接地端子 ( No.6 ) |
- 日時: 2012/12/18 10:02:33
- 名前: 北見@好井
- 三井様
開様 田形様
ご助言、ありがとうございます。北見@好井です。
当院では電源関連を環境技術課という課が 専門で管理してもらえているので私は楽させて 頂いているのですが、建築業者、技術課、現場(我々)と なかなか意見が統一せず、手術室、ICU、NICU、カテ室 救急外来等にはつけることで収まったのですが アイソレーションは業者はウォールケアユニットのなかに 一色単にしている雰囲気だし技術課は今と同様に 各部署端末にUPS、アイソレーションで行くつもりのようだし バラバラです。当院ではもともと上記部署は非接地UPSと接地非常の二系統にしていただいているので、そのところは今の通りに してほしいのですが 一般病棟には接地端子いらないと業者に言いにいっても病院の委員会等の正式な見解をいただかないと井戸端会議の話をそのまま 取り入れられない(まあ、正しいのですが・・・)とのことで 病棟ワーキングチームの下に専門部会を作ることになりました。 結局、私と技術課の係長となんですけど・・・
まだまだガスの話やもっと細かいだれも考えてないことがたくさん出てきそうです・・・
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