Re: 輸液セットの親水化 ( No.1 ) |
- 日時: 2012/08/08 21:50:11
- 名前: 旭川の脇田
- 開様
こんばんは!
知りませんでした。
今年、閉鎖式輸液セットをシュアプラグからプラネクタへ全面変更したため、輸液セットの知識はそれなりに持っていると思っていましたが初めて聞きました。(^^ゞ
微量用の60滴/mLは自然滴下でしか使用しないので、少々の誤差があっても気付いていないのかも知れません。
界面活性剤を含有する薬剤の影響についてはわかりますが、そもそも当院は流量制御でしか使用していないので、ほとんど問題になりません。 でも、親水性の薬剤はかなりありますよね。
教えてほしいのですが、臨床的に問題になるほど誤差が出るのでしょうか?
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Re: 輸液セットの親水化 ( No.2 ) |
- 日時: 2012/08/09 08:52:11
- 名前: 名一の開
- 脇田さん
ありがとうございます。
誤差の大きさは、臨床で発見できる程度でした。この粒(滴)が大きくなる現象は 以前から起こってたのですが、セットの不良品で金属口部の付け根接合部の不良と考えていたんです。
結果ですが、斜めに(45度傾斜)では、5割増しと当院の蒸留水の水系実験でも確認できました。 メーカーは社内資料を持っています。
引き続き、みなさまよろしくお願いします。
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Re: 輸液セットの親水化 ( No.3 ) |
- 日時: 2012/08/09 14:14:59
- 名前: 姫路の三井
- 開様
知りませんでした。 当院、60滴/mLは輸液ポンプを使い、自然滴下でほとんど使うことが無いのでクレームもありません。
滴下量を決定する因子は、ドリップチャンバ内の口部の内径だけですので、斜めにすると液量が増えるというのはあり得る話ですが、5割増しとは驚きですね!
引き続き、みなさまよろしくお願いします。
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Re: 輸液セットの親水化 ( No.4 ) |
- 日時: 2012/08/10 08:23:27
- 名前: 旭川の脇田
- 開さん
知識のお裾分けありがとうございます。
>結果ですが、斜めに(45度傾斜)では、5割増しと当院の蒸留水の水系実験でも確認できました。
φ(◎。◎‐)・・・( ̄∇ ̄|||・・・
え〜 5割増しというと大変な誤差ですね。
日常使用している薬剤ではどのようなものでしょう? 具体的な薬剤名を挙げてもらえると皆さん参考になると思います。
まさか、蒸留水で溶いてある薬剤全部ということですか? 液剤はほとんどそうですよね?
それなら口部を親水化しない素材に変えなければ使えないですよね。
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Re: 輸液セットの親水化 ( No.5 ) |
- 日時: 2012/08/10 09:13:21
- 名前: 名一の開
- 三井さま、脇田さま
ありがとうございます。
金属性の金属口部の撥水性(疎水性)が失われる、すなわち親水方向に向かうことが原因と考えられます。表面張力も関係あるかも知れませんが、大なり小なり発生するものと考えます。すなわち、斜めにすると影響力が大きくなるので、適サイズが大きくなりますが、鉛直方向の真下に使用しても5%程度サイズが大きくなります。点滴制御や用手設定では単位時間あたりの予想量より5%増すということです。
例えば、病棟で輸液セットを先にプライミングして、トレイに入れて訪室するとチャンバが横向きになって、金属が液体に浸かるかたちになります。また、充填時に逆さにしてチャンバを1/3埋める手順のときは、それも原因になるようです。
悩ましいところは、輸液ポンプは微量を使わない!とか、流量制御に変更!とか、色々ありますが、少しづつ弊害が院内の運用上であります。
失礼します。
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