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輸液セットの親水化
日時: 2012/08/08 18:54:05
名前: 名一の開 

みなさま、お教え下さい。

 輸液ポンプ使用の輸液セットには、20滴/mLと微量用の60滴/mLがございます。後者の微量セットはドリップチャンバ内の口部が金属でできております。この口部が親水化することにより、滴の大きさが変化するとメーカーによっては添付文章などに記載もあります。また、2009年の日臨工雑誌にも埼玉医大の論文掲載ございます。
 私は、ほぼ同内容の演題を日臨工徳島大会で聴講したのですが、意味が分かりませんでした。医療安全セミナーでポンプの担当や看護雑誌でも担当したのに、お恥ずかしいかぎりですが、親水化のことを最近まで知りませんでした。
 当院でも、再現されましたが、みなさまに質問です。

1.微量セットは親水化が、起こる事により1適量が変化することを知っていた?

2.問1で「知っている」と答えた方にしつもんです。
 2-1.流量制御タイプでなく滴数制御タイプの輸液ポンプを使用している施設のかたに質問です。看護師など関係職種には周知してもらっている。?

 2-2.または、上記の理由などにより「微量セットは使わせない」などの意見


簡素で結構ですので、多くのかたの回答をお願いいたします。
 はっきり申し上げまして、当院は私が「前に演題を聴講した記憶があった」程度で
あとは誰も知りませんでした。この件は臨床工学技士としての常識であるのか?否かを安全管理室に返答するための設問でございます。
 よろしくお願いいたします。
メンテ

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Re: 輸液セットの親水化 ( No.1 )
日時: 2012/08/08 21:50:11
名前: 旭川の脇田 

開様

こんばんは! 

知りませんでした。

今年、閉鎖式輸液セットをシュアプラグからプラネクタへ全面変更したため、輸液セットの知識はそれなりに持っていると思っていましたが初めて聞きました。(^^ゞ

微量用の60滴/mLは自然滴下でしか使用しないので、少々の誤差があっても気付いていないのかも知れません。

界面活性剤を含有する薬剤の影響についてはわかりますが、そもそも当院は流量制御でしか使用していないので、ほとんど問題になりません。
でも、親水性の薬剤はかなりありますよね。

教えてほしいのですが、臨床的に問題になるほど誤差が出るのでしょうか?
メンテ
Re: 輸液セットの親水化 ( No.2 )
日時: 2012/08/09 08:52:11
名前: 名一の開 

脇田さん
 ありがとうございます。

 誤差の大きさは、臨床で発見できる程度でした。この粒(滴)が大きくなる現象は
以前から起こってたのですが、セットの不良品で金属口部の付け根接合部の不良と考えていたんです。

 結果ですが、斜めに(45度傾斜)では、5割増しと当院の蒸留水の水系実験でも確認できました。
 メーカーは社内資料を持っています。

 引き続き、みなさまよろしくお願いします。
メンテ
Re: 輸液セットの親水化 ( No.3 )
日時: 2012/08/09 14:14:59
名前: 姫路の三井 

開様

知りませんでした。
当院、60滴/mLは輸液ポンプを使い、自然滴下でほとんど使うことが無いのでクレームもありません。


滴下量を決定する因子は、ドリップチャンバ内の口部の内径だけですので、斜めにすると液量が増えるというのはあり得る話ですが、5割増しとは驚きですね!

引き続き、みなさまよろしくお願いします。
メンテ
Re: 輸液セットの親水化 ( No.4 )
日時: 2012/08/10 08:23:27
名前: 旭川の脇田 

開さん 

知識のお裾分けありがとうございます。

>結果ですが、斜めに(45度傾斜)では、5割増しと当院の蒸留水の水系実験でも確認できました。

φ(◎。◎‐)・・・( ̄∇ ̄|||・・・

え〜 5割増しというと大変な誤差ですね。

日常使用している薬剤ではどのようなものでしょう?
具体的な薬剤名を挙げてもらえると皆さん参考になると思います。

まさか、蒸留水で溶いてある薬剤全部ということですか?
液剤はほとんどそうですよね?

それなら口部を親水化しない素材に変えなければ使えないですよね。
メンテ
Re: 輸液セットの親水化 ( No.5 )
日時: 2012/08/10 09:13:21
名前: 名一の開 

三井さま、脇田さま
 ありがとうございます。

 金属性の金属口部の撥水性(疎水性)が失われる、すなわち親水方向に向かうことが原因と考えられます。表面張力も関係あるかも知れませんが、大なり小なり発生するものと考えます。すなわち、斜めにすると影響力が大きくなるので、適サイズが大きくなりますが、鉛直方向の真下に使用しても5%程度サイズが大きくなります。点滴制御や用手設定では単位時間あたりの予想量より5%増すということです。

 例えば、病棟で輸液セットを先にプライミングして、トレイに入れて訪室するとチャンバが横向きになって、金属が液体に浸かるかたちになります。また、充填時に逆さにしてチャンバを1/3埋める手順のときは、それも原因になるようです。

 悩ましいところは、輸液ポンプは微量を使わない!とか、流量制御に変更!とか、色々ありますが、少しづつ弊害が院内の運用上であります。

 失礼します。
メンテ

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