このフォームからは投稿できません。
name
e-mail
url
subject
comment
トップページ > 記事閲覧
PE施行時のFFPの取り扱いについて
日時: 2012/08/01 16:12:07
名前: ひろおの3110 

JRCCET会員の皆様 平素は大変お世話になっております。
JRCCET役員の皆様 会務、ご苦労様です。

 お尋ねしたいことがあります。
 当院では約30年前よりPE施行時のFFPは「ハイカリパック」等に30単位程度詰めて使用しています。しかし、数年前に赴任した肝胆膵外科の先生より「FFPは溶解後は3時間以内に使用することになっている。一度溶解してハイカリパックに溜めると3時間では使いきれない」との指摘を受けました。凝固因子が経時的に失活してくるでしょうし、先生がおっしゃるとおりではあるとは思うのですが・・・。
 この先生のご指摘通りに行うと、夜間は技士がFFP-5を毎回ベットサイドで溶解装置を使って溶解し、付け替えなくてはならないのでしょうか???・・・と現在なっています。
 ちなみに、FFP-5をそのまま連結管で連結すると、置換スピード(例えば20ml/min,30ml/min等)についていけず、連結管は使用不可能かと思います。また夜間のFFP溶解等は、施設の輸血部の機能如何によっても、どこの誰が行うかが違ってくるかと思います。
 昨年、当院は126回のPEを施行しました。1回に100単位のPEを行ったこともあります。平日日中の施行ばかりではないとも思いますし、その管理、施行にICU看護師の協力を要請することも必要になるかとも思います。現在、輸血部、ICUを交えて協議中です。会員の皆さんの施設では、どのような管理運用をされているのでしょうか?
 経験によるご助言でも結構ですし、他施設の状況やご意見等もお聞きできると嬉しく思います。
 また、溶解後FFP中の凝固因子が安定している時間等、データがありましたら教えて頂ければ幸いです。

 宜しくお願い申し上げます。
メンテ

Page: 1 |

Re: PE施行時のFFPの取り扱いについて ( No.1 )
日時: 2012/08/02 17:09:28
名前: 姫路の三井 

当院の状況です。

FFP-5を半分ずつ、つまり40単位なら20単位を2回に分けて検査部で溶解(溶解装置自体が検査部にしか無いですし・・・)してもらって使用しています。夜間のPEはしないです。ちなみに、年に5症例程度しか無いです・・・

ACH−10かΣでの血漿交換ですと、FFP-5の気泡アラームが鳴るたび(20分〜30分間隔)にバック交換しています。基本的にICUの看護師さんにお任せしています。

「ハイカリパック」等に30単位程度詰めて使用するのは、手間ですし、無駄な作業のような気もしますが、ずっと付っきりでない場合は、しょうがない気もいたします。

メンテ
Re: PE施行時のFFPの取り扱いについて ( No.2 )
日時: 2012/08/02 17:58:01
名前: ひろおの3110 

 姫路の三井さま

 当院も以前は30〜40単位/回でしたが、最近では70単位/回が当たり前になっています。夜間の施行が多いわけではないのですが、出来れば夜間は避けてもらいたいところですね?
 また、アレルギー反応等が発生した場合に、その原因パックを調べるためにも「ハイカリパック」等に混和することは避けるべきなのかもしれませんね。
メンテ
Re: PE施行時のFFPの取り扱いについて ( No.3 )
日時: 2012/08/02 23:40:50
名前: 旭川の脇田 

お疲れ様です。

 当院では溶解は検査部で行っています。昔はハイカリバックに3〜4Lを混注して使用していましたが、現在は1パックごとに副作用の確認をしなければなりませんので、混注せずに1パックごと付け替えています。

 ただ、東レのTR-55XとかTR-525ではパックが空になると計量チャンバーの大気開放弁からエアーを引き込んで静脈チャンバーへ送り込みますので目が離せません。

 確かに凝固因子は経時的に不活化してしまいますね。やはり添付資料通りに運用するしかないのかなと思います。

 当院では神経内科の自己免疫疾患に対するイムソーバを用いたアフェレーシスがほとんどなのですが(一日に4名やることもしばしば)、PEを行うとすれば患者の副作用や感染リスクを避ける意味でFFPは使わず、最近では5%アルブミン製剤(アルブミナー(R))250mlを8本程度で行うことがほとんどです。

 当院も夜中にPEを行うことは希ですが、凝固因子の補充の必要がある症例でFFPが必要となれば、夜中でも検査部が対応してくれることになっています。

ご参考になれば幸いです。
メンテ
Re: PE施行時のFFPの取り扱いについて ( No.4 )
日時: 2012/08/03 10:55:31
名前: ひろおの3110 

 旭川赤十字病院 脇田様

 理解いただいて夜間も溶解してくださるのですね?羨ましいです。
 5%アルブミン溶液は旭川と同様で、症例に合わせて使用いたしますが、今は圧倒的にFFP使用が多くなっています。
 また、PE+HDFやPE+CHDFで施行されることがほとんどなので、技士のベットサイドでの管理は、夜間は事実上、必須となっています。

 やはり、混注せずに・・・、という扱いをする方向で検討したいと思います。

 三井様、脇田様、ありがとうござました。たいへん参考になりました。

 また、他のご施設でも同様、或いは違った管理をしている方がいらっしゃいましたら、ご教授ください。

 宜しくお願い申し上げます。
 
  
メンテ
Re: PE施行時のFFPの取り扱いについて ( No.5 )
日時: 2012/08/04 22:57:44
名前: 名一の開 

参考になります。

 当院昔は30単位ないし、稀に40単位を一気にハイカリックバッグに入れてましたが、
融解後の時間もさることながら、アレルギーの問題を経験して1パックずつの解凍と変更して10年近いと思います.FFPは旧規格と新企画(単純にそんなカテゴリーでないですが)がありますが、新しいのを付けると同時に、次のを解凍し始めるイメージです。
 深夜にやるとするとslowPEの類いですので、毎分あたり数十mLって使用はないです。(最近、SPEやってませんが)

 脇田さま▷TRシリーズは補液センサーが補液バックの真下に付けるオプションがございますので、そのタイプの使用が多いはすなんですが...(ちなみに、言い出しっぺは当院です。それ付けろ!って)
 当院も神経疾患では、PEの選択はないです。いつかエバキュアを肝不全以外で提案しようと企んでます。

 3110さまのご施設はすごい数のPEと一回あたりの使用量ですが、なんかの症例が集まってるんですよね?後学のためにご教授ください。
 無制限PEはTTPぐらいしか、思い浮かばないですが、しょっちゅうある症例でもないでしょうし。ちなみに当院現在はTTPでHUSでGoodpastureな方が、その状態ですが、本当に診断合ってるのかは知りません。(笑)

 失礼します。
メンテ
Re: PE施行時のFFPの取り扱いについて ( No.6 )
日時: 2012/08/06 11:10:16
名前: 姫路の三井 

3110さま
最近では70単位/回が当たり前ってすごいですね!?生体肝移植前後の使用なんでしょうけど、何かエビデンスがあるんですか?

あと、当院も、1パックごと10分間隔で副作用チェックしていますが、途中で違うパックと混在してくるため意味があるんかいな?って思ってしまいます。
メンテ
Re: PE施行時のFFPの取り扱いについて ( No.7 )
日時: 2012/08/20 15:12:37
名前: ひろおの3110 

お疲れ様です。お休みをいただいておりました。
貴重なご意見、ありがとうございました。
三井様ご指摘の通り、生体肝移植前に肝炎の症状があって移植になる場合には、移植前よりPEを施行いたしますがこのケースは比較的稀で、多くは移植後もほとんどのケースはPEを施行しないのですが、稀に肝機能の回復が遅れる際に、PE+HDFを施行しています。少しでも検査データーの悪化が懸念されれば施行いたします。また、よりハイフローハイボリュームな指示が出ます。当院はまだオンラインHDFを導入していませんので、対応に苦慮しています。オンライン導入を検討中です。
血漿交換量のエビデンスは特に持ち合わせていないのですが、100ml/kgの置換を目途に設定されています。

開様:特に症例が集まっているわけではないのですが、基本的に1例/月の割合で生体肝移植手術が入っています。ですが、ほとんどの場合、アフェレーシスを施行することなく経過しています。

大変参考になりました。皆様、ありがとうございました。
メンテ

Page: 1 |

Subject 入力禁止
Title 入力禁止
Theme 入力禁止
題 名
(具体的に!)
スレッドをトップへソート
名 前
(ハンドルネーム)
E-Mail
(不要)
URL
URL
(不要)

コメント中には上記URLと同じURLを書き込まないで下さい
パスワード (必須です。記事の修正時に必要になります。削除は管理者しかできません)
コメント

クッキー保存