Re: PE施行時のFFPの取り扱いについて ( No.1 ) |
- 日時: 2012/08/02 17:09:28
- 名前: 姫路の三井
- 当院の状況です。
FFP-5を半分ずつ、つまり40単位なら20単位を2回に分けて検査部で溶解(溶解装置自体が検査部にしか無いですし・・・)してもらって使用しています。夜間のPEはしないです。ちなみに、年に5症例程度しか無いです・・・
ACH−10かΣでの血漿交換ですと、FFP-5の気泡アラームが鳴るたび(20分〜30分間隔)にバック交換しています。基本的にICUの看護師さんにお任せしています。
「ハイカリパック」等に30単位程度詰めて使用するのは、手間ですし、無駄な作業のような気もしますが、ずっと付っきりでない場合は、しょうがない気もいたします。
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Re: PE施行時のFFPの取り扱いについて ( No.2 ) |
- 日時: 2012/08/02 17:58:01
- 名前: ひろおの3110
- 姫路の三井さま
当院も以前は30〜40単位/回でしたが、最近では70単位/回が当たり前になっています。夜間の施行が多いわけではないのですが、出来れば夜間は避けてもらいたいところですね? また、アレルギー反応等が発生した場合に、その原因パックを調べるためにも「ハイカリパック」等に混和することは避けるべきなのかもしれませんね。
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Re: PE施行時のFFPの取り扱いについて ( No.3 ) |
- 日時: 2012/08/02 23:40:50
- 名前: 旭川の脇田
- お疲れ様です。
当院では溶解は検査部で行っています。昔はハイカリバックに3〜4Lを混注して使用していましたが、現在は1パックごとに副作用の確認をしなければなりませんので、混注せずに1パックごと付け替えています。
ただ、東レのTR-55XとかTR-525ではパックが空になると計量チャンバーの大気開放弁からエアーを引き込んで静脈チャンバーへ送り込みますので目が離せません。
確かに凝固因子は経時的に不活化してしまいますね。やはり添付資料通りに運用するしかないのかなと思います。
当院では神経内科の自己免疫疾患に対するイムソーバを用いたアフェレーシスがほとんどなのですが(一日に4名やることもしばしば)、PEを行うとすれば患者の副作用や感染リスクを避ける意味でFFPは使わず、最近では5%アルブミン製剤(アルブミナー(R))250mlを8本程度で行うことがほとんどです。
当院も夜中にPEを行うことは希ですが、凝固因子の補充の必要がある症例でFFPが必要となれば、夜中でも検査部が対応してくれることになっています。
ご参考になれば幸いです。
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Re: PE施行時のFFPの取り扱いについて ( No.4 ) |
- 日時: 2012/08/03 10:55:31
- 名前: ひろおの3110
- 旭川赤十字病院 脇田様
理解いただいて夜間も溶解してくださるのですね?羨ましいです。 5%アルブミン溶液は旭川と同様で、症例に合わせて使用いたしますが、今は圧倒的にFFP使用が多くなっています。 また、PE+HDFやPE+CHDFで施行されることがほとんどなので、技士のベットサイドでの管理は、夜間は事実上、必須となっています。
やはり、混注せずに・・・、という扱いをする方向で検討したいと思います。
三井様、脇田様、ありがとうござました。たいへん参考になりました。
また、他のご施設でも同様、或いは違った管理をしている方がいらっしゃいましたら、ご教授ください。
宜しくお願い申し上げます。
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Re: PE施行時のFFPの取り扱いについて ( No.5 ) |
- 日時: 2012/08/04 22:57:44
- 名前: 名一の開
- 参考になります。
当院昔は30単位ないし、稀に40単位を一気にハイカリックバッグに入れてましたが、 融解後の時間もさることながら、アレルギーの問題を経験して1パックずつの解凍と変更して10年近いと思います.FFPは旧規格と新企画(単純にそんなカテゴリーでないですが)がありますが、新しいのを付けると同時に、次のを解凍し始めるイメージです。 深夜にやるとするとslowPEの類いですので、毎分あたり数十mLって使用はないです。(最近、SPEやってませんが)
脇田さま▷TRシリーズは補液センサーが補液バックの真下に付けるオプションがございますので、そのタイプの使用が多いはすなんですが...(ちなみに、言い出しっぺは当院です。それ付けろ!って) 当院も神経疾患では、PEの選択はないです。いつかエバキュアを肝不全以外で提案しようと企んでます。
3110さまのご施設はすごい数のPEと一回あたりの使用量ですが、なんかの症例が集まってるんですよね?後学のためにご教授ください。 無制限PEはTTPぐらいしか、思い浮かばないですが、しょっちゅうある症例でもないでしょうし。ちなみに当院現在はTTPでHUSでGoodpastureな方が、その状態ですが、本当に診断合ってるのかは知りません。(笑)
失礼します。
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Re: PE施行時のFFPの取り扱いについて ( No.6 ) |
- 日時: 2012/08/06 11:10:16
- 名前: 姫路の三井
- 3110さま
最近では70単位/回が当たり前ってすごいですね!?生体肝移植前後の使用なんでしょうけど、何かエビデンスがあるんですか?
あと、当院も、1パックごと10分間隔で副作用チェックしていますが、途中で違うパックと混在してくるため意味があるんかいな?って思ってしまいます。
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Re: PE施行時のFFPの取り扱いについて ( No.7 ) |
- 日時: 2012/08/20 15:12:37
- 名前: ひろおの3110
- お疲れ様です。お休みをいただいておりました。
貴重なご意見、ありがとうございました。 三井様ご指摘の通り、生体肝移植前に肝炎の症状があって移植になる場合には、移植前よりPEを施行いたしますがこのケースは比較的稀で、多くは移植後もほとんどのケースはPEを施行しないのですが、稀に肝機能の回復が遅れる際に、PE+HDFを施行しています。少しでも検査データーの悪化が懸念されれば施行いたします。また、よりハイフローハイボリュームな指示が出ます。当院はまだオンラインHDFを導入していませんので、対応に苦慮しています。オンライン導入を検討中です。 血漿交換量のエビデンスは特に持ち合わせていないのですが、100ml/kgの置換を目途に設定されています。
開様:特に症例が集まっているわけではないのですが、基本的に1例/月の割合で生体肝移植手術が入っています。ですが、ほとんどの場合、アフェレーシスを施行することなく経過しています。
大変参考になりました。皆様、ありがとうございました。
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