Re: 使用中医療機器の災害(地震)対策について ( No.1 ) |
- 日時: 2011/07/11 11:53:32
- 名前: 姫路の三井
- 私は、実大三次元震動破壊実験施設(E-ディフェンス)を用いた震災時における医療施設の機能保持性能を評価するための震動実験を見学したことがあるのですが、手間がかからず、業務に支障のない対策としては、免震構造しかないと思います。免震ですと、基本的にキャスターロックで対応可能だと思います。
http://www.bosai.go.jp/hyogo/research/movie/movie.html
あと、保育器は、対角のキャスターロックが推奨されています。
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Re: 使用中医療機器の災害(地震)対策について ( No.2 ) |
- 日時: 2011/07/13 20:47:50
- 名前: 旭川の脇田
- 熊本のGARO様
姫路の三井様
お疲れ様です。
旭川は大きな地震がないため恥ずかしながら医療機器の耐震対策は無策で無防備です。こちらが震度2くらい揺れると日本のどこかでとんでもないことになっています。
先日、TVで日本で一番地震が発生する確率が低いところは旭川市と出ていたくらいです。 台風もこちらまでほとんど来ません。途中で勢力が落ちて温帯低気圧になってさらっと雨が降って終わりです。
しかし日本はどこでも直下型が起こる可能性があると言われていますから無防備ではいられませんね。
透析センターではコンソールのキャスターをfreeにしているくらいです。しかし最近、キャスターはロックした方がいいとの情報がありましたね。
3年程前に新築・改築工事が竣工しましたが、新棟を免震にするか耐震にするか検討されていました。しかし災害拠点病院が震災で潰れてしまっては面目丸つぶれになるので万が一に備え、免震構造になりました。多分他の赤十字病院が新棟を立てる際に耐震と免震で悩むことにはならないと思います。(^^ゞ まぁ それほど地震が少ないということです。
でも万が一のことも想定しておかなければなりません。
この掲示板の書き込みも参考にして、今はやりの言葉の「想定外だった・・・(oo;)」とならないように備えを考えたいと思います。
皆さん 情報をお願い致します。
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Re: 使用中医療機器の災害(地震)対策について ( No.3 ) |
- 日時: 2011/07/13 22:28:06
- 名前: 名一の開
- 名古屋は東南海地震の真ん中の地ですが、そんなに各病院ですごい地震対策をしていると聞いたことありません。しかし、同じ愛知県でも豊橋市となりますと小学生の頃から地震や防災を叩き込まれています(感受性が全く違います)。
豊橋市民病院は10年以上前にベルトでなく、アームでないとダメ!って発表を色々なパターンで発表していたはずです!?。すみません、web上では見つけられなかったです。
しかし、同じ遠州灘のAVERAGE CEさまのブログにありました。 http://okhdayo.blog91.fc2.com/blog-date-201101.html サーボとベッドが固定されています。豊橋市民は確かHDでもやってました。そして地震発生器(地震バス?)で確かめてた気がします。本人に聞けばわかりますが...
すみません、うる覚えで。確かベルトはダブついちゃうと記憶してます。
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Re: 使用中医療機器の災害(地震)対策について ( No.4 ) |
- 日時: 2011/07/14 11:34:44
- 名前: 熊本のGARO
- 姫路の三井様
旭川の脇田様 名一の開様
情報提供ありがとうございました。参考にさせていただきます。 透析関連装置については以前からから災害(地震)対策が検討されていましたが、他の医療機器(患者に使用中)についてはどの様な対策がベストなのか?機種毎に検討していかなければと思っております。 今後とも情報提供よろしくお願いします。
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Re: 使用中医療機器の災害(地震)対策について ( No.5 ) |
- 日時: 2011/07/15 12:18:22
- 名前: 姫路の三井
- 開さんの情報に、少し追加させてもらいます。
サーボとベッドの固定金具について本人に聞いたことがあります。近所の金物工場?のような所でオリジナルで作ってもらったようです。メーカーにも作成お願いしましたが、難しそうです。
透析コンソールとの固定は、U字金具の固定が今のところ推奨です。ニプロさんが実験ビデオを持っています。ベルトでの固定は、免震構造で長周期地震動の場合のみ、ダブついているので揺れが増幅されて危険になる場合があるようです。
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Re: 使用中医療機器の災害(地震)対策について ( No.6 ) |
- 日時: 2011/07/16 21:02:01
- 名前: 石巻の熊谷
- お疲れ様です。
石巻の地震発生時の様子と被害状況です。 地震発生時、私はは4階にいましたが免震構造特有の大きな揺れで歩くのもままならない状態でした。 階が上がるにつれ揺れが大きくなります。 病棟では最上階6階で人工呼吸器を使用しておりました。 ベッドはストッパーをかけておりましたが、人工呼吸器(トリロジー)のストッパーをかけてなくて機器が移動して、加温加湿器から回路が外れました。 Nsが部屋にいたためすぐに接続しました。 ワゴンに乗せて置いた輸液ポンプが数台落下しました。 透析センター(2階)は、コンソールが移動しましたが転倒、抜針はありませんでした。透析は続行しました。 手術室は、無影灯、シーリングが大きく揺れました。シリングについてある吸引びん(ディスポ)がホルダーから外れ、落ちた部屋がありました。 ストッパーがない機器は大きく移動しました。 麻酔器、手術台は大丈夫でした。 MEセンターは、ラックの最上部に置いてあるケース(コロ付)にが落ちただけでです。ラックはすべて壁に固定で棚にはすべり止のシートを敷いています。
三井様が書かれたように免震構造ではキャスターロックをやれば対応できると思います。免震恐るべしです。
地下のヤードにいた時に地震があった時は病院とのつなぎ目はすごく、金属板が前後左右に音を立て揺れていました。最初の地震の時で金属板はもう変形してしまった状態でした。
免震装置の記録では中心から25cmくらい(振幅で50cm位)だったそうです。
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