Re: 心カテのアシストについて ( No.1 ) |
- 日時: 2010/06/13 18:30:43
- 名前: 名一の開
- 名一の開です。
ここで、松田様のおっしゃる虚血治療時(診断も?)アシストとは、清潔なガウンを纏い、清潔野には執刀医と臨床工学技士が第一助手を努めること?か、医師が2名で第2助手をするパターンでしょうか?
また、EPやアブ、植え込みデバイスは別でしょうか?
まあ、これにしても濃いグレーと薄いグレーかも知れませんが、デリケートな問題でもありますし、、
失礼します。(オペの直介も同じカテゴリーなんでしょうか?)
|
Re: 心カテのアシストについて ( No.2 ) |
- 日時: 2010/06/14 10:23:57
- 名前: 姫路 三井
- 松田様質問ありがとうございます。
グレーゾーンの話題等はこの掲示板でしか議論しにくいので大歓迎です。
立会い基準前までは、造影準備前(冠動脈にカテが到達する)までや緊急の心臓の手術で第一助手を努めている施設もありましたが、現在は非常に稀だとは思われます。
で、おっしゃる心カテ領域のグレーゾーンの基準ですが、個人的には、身体に挿入すればレッド、挿入するガイドワイヤーを渡すだけなら濃いグレーってことになるでしょうか?
オペの直介は、看護業務の中の診療の補助業務にあたり個人的には、レッドだとは思いますが、看護師不足を補うため病院から懇願されればやるしかないのでは?とも思います。ただ、学校でそのような仕事は教わっていませんので、離職率は高いようです。
あと、シャントエコーも最近の話題です。 超音波検査は法律で決められており、医師、准看護師、看護師、診療放射線技師、臨床検査技師のみが実施できます。 基本的に患者さんに手を触れて検査をする(放射線、超音波、微弱な電流等を当てる)には、危害を及ぼす可能性を含めてそれなりの法律で決められた免許が必要であると考えています。 よって厳密には違法と考えています。
しかし法律上は「業」とする書いてあるので臨床工学技士が行ってもよいが、お金はダメと広義の解釈もできます。
あくまで個人的な意見です。参考までに・・・・
|
Re: 心カテのアシストについて ( No.3 ) |
- 日時: 2010/06/14 18:38:29
- 名前: 名一の開
- 名一の開です。
三井さまの仰るとおり、松田様の話題提供は議論には、うってつけだと思います。
>現在は非常に稀だとは思われます。 に関しては、私は逆の印象があります。やはり地方医療の医師不足と何より私立病院の何々ハートセンターの増加です。医師が助手を務めるより、確実に人件費は下がりますので。 >オペの直介〜離職率は高いようです。 は、ほぼ同感です。 >超音波検査は〜 に関しても同感で、生体モニタはエネルギーを放出しないパッシブなECGなどとアクティブなエコーなどとは分離する必要があるとは言われています。ではその別け方ではSpO2は真っ黒です。そのエネルギー印加自体に有害事象が考えつかなければ、薄いグレーでしょうか?IVUSは操作は執刀医ですね。しかし、臨床工学技士が診断している可能性高いです。
PCIで第一助手ならば、インデフはやりますね。もしもluptureがあった場合、技士がインフレートしていたとなると、(しかも圧力の単位をまちがってたとか、例えば気圧とPSIの変換)医師の指示の下でしょうが、公的にはどうか?
オペ直介も一部の病院で鈎を引いたり、ヘルツで言うとCO2ブロアを血管吻合時に吹きかけていることが、問題の気がします。イメージ出してるところは絶対にヤバイと思います。では、その線引きは何か?いかがでしょう?
ただ、自施設でも5、6年前まではカテ室やペースメーカはやる気もなかったのに、今では私もペースメーカ関連なんとかを取得して、ほぼ勝手に(医師がほぼ同室にいますけど)外来でrateを30台に落としているわけです。カテ室はIVUSや物出し業務などは当直があるため全員やります。
気管内吸引も認められましたし、数年後には当然業務かも知れません。
|
Re: 心カテのアシストについて ( No.4 ) |
- 日時: 2010/06/14 21:41:12
- 名前: 秋田の松田
- 開 様、三井 様書き込みありがとうございます。
個人的に「日赤」という身内同士でざっくばらんに意見を出せればと思い書き込みを致しました。
我々が行っている心カテ業務のアシストを細かく言うと、オペレーター医師1名時は、第1助手のポジションにMEがついて、医師2名いるときは第2位助手のポジションとなります。なので、インフレーションをはじめグレー(レッド?)なところまで行っている状況にあります。カテそのものは、診断カテとPCIが中心で、EPやアブレーションは行っていません。PMIは医師から「人手が無いときは助手を頼む」と言われたことがありますが、まだ一度もありません。
アシストとは離れますがポリグラフ操作について、数年前に日臨工の川崎会長と話したのが下記URLに載っています。http://www.jacet.or.jp/contents/10member/tayori_pdf/tayori74.pdf 少し抜粋しますと『「・・・何でカテ室に検査技師さんがいるの」という話が出たが、前から生理検査の一環として心電図などをモニタリングしており、循環器内科の医師と生理検査室の検査技師さんは近い存在にあった。しかし今後、生命維持管理装置の一環として心カテも含めた場合、どういう業務指針にするかということは、すでに技士会としては原案はできています。もしこれが通れば、検査技師さんは絶対に相乗りの話を出してきます。その時に「厚労省は検査技師さんに対してどういう立場を取るのですか」と聞くと、臨床検査技師さんがやったら臨床工学技士法違反になると言ってました。』との事でした。
グレーゾーンをクリアにするためにも、各業務で業務指針の見直しなど進めて欲しいものですね。
|
Re: 心カテのアシストについて ( No.5 ) |
- 日時: 2010/06/15 10:37:47
- 名前: 姫路 三井
- 松田様、顔写真入りの資料ありがとうございます!?
いずれにせよ、最近、臨床工学技士が学会等でグレーゾーンの発表が多く少し心配はしています・・・・ ただ、これまでの日本の医療システムでは、臨床上必要で有用である既成事実の積み重ねによって、保険点数や業務分担が決まってきたので一概に否定すべきではないかと・・・と、個人的には良い解釈はしています。結局の所、臨床工学技士が業務とした方が今の医療事情から良いとの判断もありますが、法律上明記しないとややこしくなりますので法律等で決まるまではいつまで経ってもグレーゾーンになっちゃうでしょう!
個人的には、諸事情ありますが、「その業務をやりたいか?」ってのは大きな要素にはなりますが、心カテ業務の第1助手をするなら、「法律違反にならないand給料を増やしてもらう」の条件が整わないと「その業務をやりたいか?」のスタート地点にも立っていないような気もします・・・・こんがらがって来ました!
割り込みレス、お叱りお待ちしております。
|
Re: 心カテのアシストについて ( No.6 ) |
- 日時: 2010/06/15 13:08:13
- 名前: 名一の開
- 名一の開です。
ここに書き込んでいるのは、名一日赤としてでなく、あくまで個人の解釈とみなさまに御理解をお願いして、 「その業務をやりたいか?」の私なりのレスはカテ室業務に関しては、「それやらないとつまらない!」これは思います。やらないとただの「材料出し」です。もちろん、一番の臨床工学技士の存在理由はPCPSとIABPであり、次にテンポラリーのPMでしょう。これは昭和63年のものを拡大解釈しなくても良いはずです。
手を洗うことをルーチンとしますと外回りも必要ですので、MEは2人は必要です。緊急時間外でカテに2名は、当院ではちょっと遠い展望です。平日は2カテですので、2名以上いることありますが。。
松田様の日臨工、以前に拝見しました。実は当時も思っていたのですが、生理検査室の検査技師に「心電図モニタであるポリグラフはカテ室では違法ですよ!」こんなことありえるでしょうか?ストライク中のど真ん中ストライクですよ。失礼ながら、その業務のことを把握しているとは考えられないです。(お国がですよ)
当院では、ポリグラフは予定カテでは検査技師が操作室で、緊急は医師とMEと看護師がカテ室内で監視しております。ちなみにME13名中7名が検査技師とのダブルライセンスです。しかし、業務の分け隔てはカテ室業務上ありません。
カテにしろ、OPにしろ直介業務ははっきり言って現在否定派ですが、すでに時代はそうなっていますし、止まらないでしょう。数年後には考え方が変わっているかもしれません。PMの様に。
失言も多いですが、御容赦お願いします。
|
Re: 心カテのアシストについて ( No.7 ) |
- 日時: 2012/05/09 14:12:05
- 名前: 秋田@松田
- お世話になっております。
あえて昔のスレに書き込みしました。
先日の日赤技士会研修会でPCIのアシストに関して一定の制限をすることになったと聞きました。 長年の課題であったグレーゾーンが白くなってきた感じがします。 この際せっかくですから日本心血管インターベンション治療学会などに日赤技士会としての意見を提示してみてはいかがでしょうか? そもそも業務指針2010がグレーなので日臨工や厚労省と足並みをあわせて協議する必要もあると思います。 今回の話でアブレーションやっている施設はガラッと体制が変わるかもしれませんね。
※ちなみに業務指針2010では「○7.清潔野での使用する生命維持管理装置及びカテーテル関連機器の操作及び接続」となっていてはっきりとした表現はありません。また、特記事項に「7.カテーテル関連機器とは、アブレーション装置、多チャンネル記録装置(ポリグラフ)、電気刺激装置、3次元マッピング装置、IVUS(血管内超音波)装置、ロータブレータ等の冠動脈インターベンション機器及び全身の動静脈に対する血管内診断治療機器及びバックアップ機器等である。」と記され「等」を利用した曖昧な表現となっています。
|
Re: 心カテのアシストについて ( No.8 ) |
- 日時: 2012/05/10 09:35:11
- 名前: 姫路の三井
- 松田さま
シャントPTAや心カテの時のバルーン拡張操作は、患者さんに直接行う治療行為に該当するという解釈で「してはいけない行為に該当する」と提案させていただきました。関連学会への提案については、ちょっと難しいかもしれません。
|