Re: 透析室カーテン隔離について ( No.1 ) |
- 日時: 2020/06/15 10:00:52
- 名前: 旭川の脇田
- 個室が無いとなるとゾーンニングが厳しいですね。
布製カーテンは飛沫が繊維の中に入り込んで精度の高い消毒ができないし、毎回替えるわけではないので感染の温床になると言われていて当院のICNはものすごく嫌います。
感染リスクを下げ、かつ視認性を確保するには布製のものではなく、ホームセンターなどで販売している透明ビニールを、うまく工夫して囲むように設置するしかないのかなと思います。できれば天井から床までカバーした方がいいと思います。入口も開放ではまずいでしょう。そして使用後はビニール面を清拭すべきです。
ただ、いつもは無いようなものがあると、隔離されていることが分かって、新コロに感染しているのかと患者同士の揉め事になるかも知れませんね。病気についてはプライバシーが守られるべきです。
当院の透析室の個室は普段は「特別室」と呼んで何もない患者でも普通に使用していますので、たとえ感染隔離をしていても他の患者は気付きません。時々何でも無い患者さんが特別室で透析している時に「ここは特別室なので差額を頂きます」と冗談で言っています。静かでいいという患者が多いです。最初は「隔離室」と部屋の入口にプレートが貼られていましたが「特別室」に替えてもらいました。 安易に「隔離室」などと病々しい名前は付けない方が賢明です。
飛沫を防御する意味でも布地のカーテンよりも繊維の隙間の無いビニールの方がいいと思います。
それと、疑い患者が更衣室に入って着替え終わってから「具合悪い」と言われても更衣室を他の患者と共有しているので交差してしまいます。もしその患者が陽性であれば濃厚接触者となる患者が増えてしまい、後始末が大変なことになってしまいます。それでは後手です。
症状がある場合は病院に来る前に必ず電話をいれてもらい、動線を熟慮してできるだけ他の患者と交差しないようにする必要があります。入室も他の患者とズラすべきです。
感染対策は「後手後手」ではダメで「先手必勝」です。 新コロに限らず、インフルもノロもです。
既にお分かりのことでしたら読み流して下さい。
|
Re: 透析室カーテン隔離について ( No.2 ) |
- 日時: 2020/06/17 14:46:13
- 名前: Y梨 CE
- 旭川の脇田様
丁寧な対応ありがとうございます。
大変参考になりました。
未だホームセンターなどではビニールなどの品薄状態が続いているよ
うですが、当院でも工夫して設置しようと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
山梨赤十字病院 透析スタッフ一同
|