Re: PCPSの管理について(画像追加しました) ( No.1 ) |
- 日時: 2014/03/18 23:27:50
- 名前: 名一の開
- 画像を拝見してまして、ある現象がおこっているようです。
多分CUBEを横にして使用されていると見受けます。理由は水滴が下に落ちるような配慮かと思います。よく見ますと約半分より下が暗赤色で上が明赤色です。これは人工肺の血液流量が少なめの時に、特にこの人工肺に起こり易い現象です。
体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology 35(4), 412-415, 2008-12-01 人工肺血液流出部位の違いにより異なる血液ガス分析測定値について : 4種類の人工肺の検討
体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology 33(4), 437-441, 2006-12-01採血箇所の違いによる血液ガス分析測定値の差 : 9種人工肺による検討
人工臓器 33(3), 297-298, 2004-12-15 人工肺製造各社が推奨するサンプリングポートと人工肺出口以後の回路から採血した血液ガス分析測定値の違い
上記3つの論文を当課から出させていただいてます。
写真ではサンプルポートが近くにないために、直接的な影響はございませんが、明暗の血液がチューブの途中でmixingされて出ているわけです。
ご参考までに。
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Re: PCPSの管理について(画像追加しました) ( No.2 ) |
- 日時: 2014/05/17 23:50:44
- 名前: 旭川の貝沼
- 名一の開 様
お疲れ様です。コメントいただいていたのにお返事が非常に遅くなり大変申し訳ありません。 少しでも結露した水が落ちるようにと、BIOCUBEを横にして使用してみましたが、縦と横ではあまり変わりないようでした。
文献読ませていただきました。ありがとうございます。画像の状態も始めは血栓ができてきたのではと思いましたが、酸素フラッシュ後にきれいに色の明暗がなくなるので、結露が原因だとは思っていましたが、低流量ということも関わっていたのですね。参考になります。
その後、別の症例でMERAのエクセランを使用したので同様に人工肺酸素出口部加温を行いました。結果は4日間一度も酸素フラッシュなしで酸素化が落ちることなく管理することができました。 とても有用な情報をいただき本当にありがとうございました。
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